花と流れ星花と流れ星
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2009-08)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

最近、道尾作品にハマってます。ちょっと紹介する順番を間違えましたが、並び変えるのが面倒なのでそのままにします。
道尾作品で代表的とも言えるのが、ホラー作家である「道尾」と霊現象探求家の真備、助手の凛が登場するシリーズ。後で紹介する背の眼と骸の爪がそのシリーズですが、その番外編がこの作品です。
短編になっており、最近流行りのスピンオフとやらになるのかな。
いつもと違った登場人物の横顔を見ることができてシリーズ読んだ後だと面白さが倍増するかも。


骸の爪 (幻冬舎文庫)骸の爪 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2009-09)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
真備シリーズ第二弾。滋賀県山中にあつ仏像の工房を訪れる道尾。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師の一人が消えていた。
道尾作品特有の最後の最後まで結論も犯人もからくりもわからない1冊。
自分の中で「あぁこいつがこういう理由でこういう行動をとったのか。」と思っていても(作者によって思わされているだけか)途中でのどんでん返しが鮮やかすぎる。
暗い過去が明るみに出かけたとき、道尾の勘違いに注目!!


背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2007-10)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2007-10)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

児童失踪事件が続く白峠村で、背中に眼のようなものが浮かびあがった人たちは次々と死んでいるという。田舎の村で起きた凄惨で悲しい事件。
道尾、真備、凛が登場する最初のシリーズ。

道尾作品は総じて、何か特別な(突飛な?)文章や設定をしているわけではないのに、至って普通な感じがするのに、読んでいるうちに引き込まれ、その罠にハマっていく。読んだ後には「またやられた。」と言葉が漏れるほどストーリー展開、キャラ設定が秀逸。
久々に天才を見た気がする。