まちゃあきの廃墟クラゲ日記

廃墟を中心に気まぐれで更新してます。

2010年09月

道尾 秀介2

カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
著者:道尾 秀介
講談社(2008-07-23)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
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詐欺を生業としている武沢、鍵の修理屋をやっていたが今は武沢と組んでいるテツさん。二人がスリの現場に遭遇し、偶然助けることになったまひろ。そしてその姉のやひろ、やひろの彼氏の貫太郎が成り行きで同居することとなった。この5人に迫る影。そしてこの5人を結びつける武沢の消えない過去。
この作品ほど最後に「まじかよっ!!」と笑った作品はない。
結果がわかってしまえば、途中のやや不自然に感じるところも伏線なのかと納得してしまう。オススメの一冊。

ラットマン (光文社文庫)ラットマン (光文社文庫)
著者:道尾 秀介
光文社(2010-07-08)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
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アマチュアバンドのギタリストである姫川亮はある日、練習中のスタジオで恋人が殺される事件に遭遇する。次々と浮かびあがるバンドメンバーの過去。そして疑わしい人物。最後になって明るみにでる、壮絶な事実。
最後まで飽きずに一気に読める傑作!!




シャドウ (創元推理文庫)シャドウ (創元推理文庫)
著者:道尾 秀介
東京創元社(2009-08-20)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
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母親が病死し、父と二人の生活が始まってからの少年の苦悩の日々。そして少年がたどり着いた驚愕の真実とは。シャドウ(影)により最後まで事実も真実もわからない作品。道尾作品には暗くて、終わりもすっきりしない作品が多い(と個人的に思う)が、それがまたたまらなくいい!!

道尾 秀介

花と流れ星花と流れ星
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2009-08)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
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最近、道尾作品にハマってます。ちょっと紹介する順番を間違えましたが、並び変えるのが面倒なのでそのままにします。
道尾作品で代表的とも言えるのが、ホラー作家である「道尾」と霊現象探求家の真備、助手の凛が登場するシリーズ。後で紹介する背の眼と骸の爪がそのシリーズですが、その番外編がこの作品です。
短編になっており、最近流行りのスピンオフとやらになるのかな。
いつもと違った登場人物の横顔を見ることができてシリーズ読んだ後だと面白さが倍増するかも。


骸の爪 (幻冬舎文庫)骸の爪 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2009-09)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
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真備シリーズ第二弾。滋賀県山中にあつ仏像の工房を訪れる道尾。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師の一人が消えていた。
道尾作品特有の最後の最後まで結論も犯人もからくりもわからない1冊。
自分の中で「あぁこいつがこういう理由でこういう行動をとったのか。」と思っていても(作者によって思わされているだけか)途中でのどんでん返しが鮮やかすぎる。
暗い過去が明るみに出かけたとき、道尾の勘違いに注目!!


背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2007-10)
おすすめ度:3.5
販売元:Amazon.co.jp
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背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
著者:道尾 秀介
幻冬舎(2007-10)
おすすめ度:4.0
販売元:Amazon.co.jp
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児童失踪事件が続く白峠村で、背中に眼のようなものが浮かびあがった人たちは次々と死んでいるという。田舎の村で起きた凄惨で悲しい事件。
道尾、真備、凛が登場する最初のシリーズ。

道尾作品は総じて、何か特別な(突飛な?)文章や設定をしているわけではないのに、至って普通な感じがするのに、読んでいるうちに引き込まれ、その罠にハマっていく。読んだ後には「またやられた。」と言葉が漏れるほどストーリー展開、キャラ設定が秀逸。
久々に天才を見た気がする。
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